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自律神経を整え、妊娠力UPの効果が期待できる漢方薬とは

妊活において”自律神経を整える”ことはとても重要です。

自律神経が乱れると”女性ホルモンのバランスも崩れ、不妊の原因”になることがあります。

前回は“自律神経が乱れやすい春におすすめしたい養生法”についてご紹介しましたが、より春を快適に過ごし妊娠力を高めるには“漢方薬”を併用していただくことがおすすめです。


そこで今回は“自律神経を整え、妊娠力UPの効果が期待できる漢方薬”をご紹介したいと思います。

自律神経を整え、妊娠力UPの効果が期待できる漢方薬とは?

前回ご紹介したように春は”肝“の機能が失調しやすく自律神経やホルモンバランスが乱れやすい”季節のため、主に”肝の機能を整える“漢方薬を使用します。

※春と肝の機能や自律神経などの関係性について詳しくは前回の記事をご覧ください。

妊活中の方必見!春におすすめしたい自律神経を整える養生法

肝の機能を整える漢方薬で当院がよく使用しているのは

  • 加味逍遙散
  • 杞菊地黄丸
  • 柴芍六君子湯


3種類です。

それぞれ詳しく解説していきます。

自律神経を整え、イライラやのぼせを改善する「加味逍遙散」

加味逍遙散は“産婦人科の三大漢方薬”の一つとして分類されている漢方薬で主に

  • 月経不順、生理痛、PMS
  • 冷え症
  • 肩こり、頭痛、めまい、のぼせ、不眠
  • 抑うつ症状

などの症状がみられ“血の不足により気や血の巡りが悪くなることで自律神経やホルモンバランスが崩れている”方に使用することが多いです。


加味逍遙散には気の巡りを良くしイライラを抑える”柴胡(サイコ)”や不足した血を補う生薬”当帰(トウキ)や芍薬(シャクヤク)”が含まれているため”血液循環の改善”などの効果も期待できることから“女性特有の症状に効果的”のため産婦人科や当院でもよく処方されています。

また妊活中だけでなく”産後や更年期障害の不調改善”にも効果が期待できるため、継続して服用していただくことがおすすめです。

自律神経だけでなく、生殖機能の改善にも効果が期待できる「杞菊地黄丸」

杞菊地黄丸は“肝と腎の機能を補う”働きがあり一般的には

  • 目のかすみ、疲れ目
  • 排尿困難、むくみ、頻尿
  • 手足のほてりや口が渇く

などの症状がみられる方によく使用され、当院では“肝と腎の身体の潤い部分を補う”ために使用することが多いです。

東洋医学で腎には“温める作用と冷やす(潤す)作用”があり”火と水の関係”といわれています。

腎の冷やす(潤す)作用が少ない方は“手足のほてりや口が渇く”などの症状がみられることが多く、腎機能は”生殖機能“と深い関係があるため妊活中の方には欠かせない機能です。


また”目と肝“はとても密接な関係があり、電子機器などで目を使い過ぎると”血が消耗し肝の機能が失調する”原因になります。

杞菊地黄丸は腎の冷やす(潤す)作用のある漢方薬”六味丸(ロクミガン)”に肝の血を補い、余分な熱を取り除く”菊花(キクカ)や枸杞子(クコシ)”が含まれており”滋養強壮やかすみ目、目の充血”などにも効果があると言われています。

気の巡りを良くし、冷えや消化機能改善の効果が期待できる「柴芍六君子湯」

柴芍六君子湯は消化機能を改善する“六君子湯”とよばれる漢方薬に“柴胡(サイコ)、芍薬(シャクヤク)”を加えることで血を補い、自律神経と関係の深い”肝の気の巡りを良くする”効果も期待できる漢方薬です。

  • 食欲減退、食べるとすぐ下痢をする
  • みぞおちのつかえ
  • 貧血
  • 冷え症

などの症状がみられることがあります。


主に“消化機能やの改善”を目的とした漢方薬ですが、肝の気の巡りを良くする生薬を加えることで“ストレス性や自律神経の乱れ”などによる消化機能の不調にも効果が期待できるため、当院ではよく使用しています。

漢方薬を服用する際の注意点

漢方薬は体質によって異なるため、自分の体質にあったものを服用する必要があります。

今回は当院でよく処方されている漢方薬を3つご紹介しましたが、すべての方が3つの漢方薬に当てはまるわけではありません。

例えば加味逍遙散には“身体の上の方に上った熱を下し、冷やす”作用のある生薬が含まれています。

そのため月経不順や肩こり、頭痛などの症状があっても“冷え体質や胃腸の弱い方”などが服用すると“下痢や胃痛、腹痛”などの副作用がみられることがあり、場合によっては症状が悪化する恐れがあります。

漢方薬を服用する際に自己判断は避け、お近くの東洋医学の専門家を尋ねるようにしましょう。

まとめ

今回は自律神経を整え、妊娠力UPの効果が期待できる漢方薬を3つご紹介しましたが漢方薬を服用すれば必ず妊娠に至るわけではありません。

漢方薬はあくまでも妊娠力を上げる一つの方法をしてお考え下さい。

妊娠に至るために大切なのは”心身ともに健康“であることですので、漢方薬だけでなく日頃から養生していただくことが妊娠への近道です。

まずは前回ご紹介した養生法を取り入れて快適な春を過ごせるようにしましょう。

当院はなかなか子どもが授かれない方の体質改善や妊婦さんの安産など女性のための鍼灸院ですが、鍼灸だけでなく体質にあった漢方薬の処方もおこなっております。

お心当たりのある方はぜひ一度当院にご相談ください。

またコラムだけでなく、YouTubeでも妊活に役立つ情報を発信しておりますのでぜひチャンネル登録をしてご覧ください。

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