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妊活中にタンパク質はなぜ必要?摂取量とおすすめの摂り方

妊活中の方は様々な栄養素が必要をされていますが、その一つが今回ご紹介する”タンパク質”です。

タンパク質とは"三大栄養素の一つ”で、複数のアミノ酸が組み合わさってできています。

人の身体にほとんどが“炭水化物、脂質、タンパク質”の3つの栄養素かで成り立っています。

そのなかでも身体全体の“約15~20%”はタンパク質によってできており、水分を除いた重量の“約半数”に匹敵します。

また、タンパク質は“人間の筋肉や臓器、体内の調整に役立っているホルモンの材料となるだけでなくエネルギー源にもなっている栄養素”です。

そこで今回は”タンパク質がなぜ妊活中に必要な栄養素なのか、摂取量やどのような食べ物にタンパク質が多く含まれているのか”ご紹介していきたいと思います。
 

タンパク質をつくる「アミノ酸」って?

人の体に必要なアミノ酸は20種類あり、それらが結合してタンパク質は作られています。

人の体のタンパク質を構成する20種類のアミノ酸のうち、“体内でつくることができず食べ物から摂取する必要がある”アミノ酸が9種類あり、それらを“必須アミノ酸”と呼びます。

それに対し、“体内でつくることができる”11種類を“非必須アミノ酸”として分類されています。

 

なぜ妊活中にタンパク質は必要なのか?

タンパク質は健康な身体を作るための材料であり、特に“筋肉”はタンパク質がないと作ることはできません。

筋肉は”熱“を作り出す働きがあるため、身体を温めて”血流を良くする“ためにも必要なものです。

身体全体が冷え、骨盤周りの血流が悪くなってしまうと“子宮や卵巣の機能低下”だけでなく妊娠に必要な様々な器官の機能低下にもつながってしまいます。

そのため妊活中の大敵である“冷え”改善に筋肉は必要なのです。

また “卵胞は細胞の一種”で、細胞はタンパク質でできています。“GnRH(性腺刺激ホルモン放出ホルモン)やFSH(卵胞刺激ホルモン)”など“卵胞の成長を促すホルモン”もタンパク質でできているため“卵子の質”にも深く関わってきます。

女性ホルモンの働き

さらにタンパク質はコレステロールになって、“ホルモンを生成”する働きもあるため不足し、コレステロールが過剰に少なくなってしまうと“女性ホルモンの分泌が低下”してしまうことがあります。

なかでも重要なのが女性ホルモンの一つ“エストロゲン”の分泌です。

エストロゲンには“着床に向け子宮内膜を厚くする”働きがあります。

タンパク質の不足によりエストロゲンの分泌が低下してしまうと、着床に十分な子宮内膜がつくられなくなり“月経不順や着床障害”の原因になってしまうことがあります。

もちろん、コレステロールが増えすぎれば、動脈硬化などの原因にもなり良くありませんが、適度なコレステロールは妊娠するために欠かせません。

そのため妊活中のタンパク質はとても重要になってきます。

タンパク質が多く含まれている食べ物

タンパク質は様々な食べ物に含まれていますが、おもに

  • 植物性タンパク質
  • 動物性タンパク質

の2種類あり、どちらか片方のタンパク質だけでなくバランスよく摂取することがポイントです。

それぞれどういった食べ物に含まれているか詳しくご紹介していきたいと思います。

穀類や豆類・野菜類などの「植物性タンパク質」

植物性タンパク質が含まれている食べ物は主に “穀類、豆類、野菜類”などに多く含まれています。

植物性タンパク質は動物性と比べ脂質が少なく、食物繊維も含まれているのがメリットです。

また豆類などは”イソフラボン”も含まれており、身体の老化を防ぐ”抗酸化作用”も期待でき、野菜は”ビタミンやミネラル”も豊富のため妊活中の方にいは積極的に摂っていただきたいタンパク質です。

肉や魚・卵類などの「動物性タンパク質」

動物性タンパク質は主に”肉や魚、卵”などに多く含まれています。

動物性タンパク質は植物性と比べ多くのタンパク質と”必須アミノ酸”が含まれています。

必須アミノ酸は身体の熱を産生する筋肉づくりには欠かせない栄養素で、体内でつくることができないため食べ物から取り入れる必要があります。

そのため肉や魚、卵類を摂取していただくことで”タンパク質とともに効率よく栄養をとることができる”メリットがあります。

ですが植物性と比べ吸収率が高く、脂質なども多いため過剰摂取には十分注意しましょう。

タンパク質の摂取量とおすすめの摂り方

日本人の食事摂取基準(2020年版)で、成人女性のタンパク質の必要量は1日あたり“40g”、推奨量は“50g”とされています。タンパク質40~50gとは”鶏ささみなら4枚、牛ミンチなら200g、鮭なら3切れ、ししゃもなら8匹”ほどといわれています。

1回の食事ではなかなか難しいため、“三食片手一盛を目安”としてタンパク質を摂っていただくことがおすすめです。

ですが、植物性のタンパク質(納豆や大豆、豆腐など)だけでは含まれているタンパク質の量が少ないのと必須アミノ酸が不足してしまうことがあります。

そのため“動物性のものも植物性のものもバランスよく摂る”ことがとても大切です。

植物性のタンパク質が含まれるものはカロリー控えめのことが多いため、万が一食べ過ぎてしまっても身体への悪影響はほとんどありません。

それに対して動物性のタンパク質が含まれるものは“脂質やコレステロールなどが多く含まれている"ことが多いため、カロリーを摂り過ぎてしまう恐れがあります。

ただし、動物性は植物性よりもアミノ酸スコアが高く体内への吸収率がよいので摂り過ぎに注意しながら上手に摂取しましょう。

まとめ

妊活中は様々な栄養素が必要とされているため、タンパク質だけを積極的に摂ればいいわけではありません。

身体にいいものだけを取り入れるのではなく、“全体的にバランスよく栄養素を取り入れる”ことがとても大切です。

また食生活だけでなく、睡眠や運動など“生活習慣の改善”も大きく影響を及ぼすため併用して見直していただくことが妊娠への近道です。

妊娠に至るために一番大切なことは”心身ともに健康”であることですので、今回ご紹介したタンパク質はあくまでも”妊活中の体質改善の一つの方法”としお考え下さい。

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