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月経周期が短いと不妊や流産につながる!?頻発月経の原因とは

妊娠に至るためには自身の月経周期について把握しておくことはとても大切なことです。

月経周期とは“月経開始日から次の月経までの日数”をいい、一般的には正常の月経周期は“28日”と記載されることが多いですが本来は“25~38日”であれば正常範囲内といわれています。

ですが“月経周期があまり短い(頻発月経)と不妊や流産の原因になる”と考えられています。

そこで今回はなぜ月経周期が短いと不妊や流産の原因になるのか、また月経周期を整えるためにはどうすればよいのか”東洋医学的に”ご紹介していきたいと思います。

月経周期の短さ(頻発月経)と不妊の関係性について

月経周期が“24日以下”の短いサイクルになることを”頻発月経”といい、主に”ストレスや卵巣機能の低下”により五臓の”心と腎”のバランスが崩れているのが原因と考えられています。

東洋医学で心は”脳”などの示す考えがあり”精神活動”を主り、腎は”生殖機能”と深い関係があります。

五臓の心と腎はとても密接な関係にあるため、、ストレスなどにより心に負担がかかると誤作動を起こし”卵胞の発育が不十分”にも関わらず、排卵を促す”性腺刺激ホルモン”が視床下部から分泌されることがあります。

すると“卵胞期が通常よりも短くなる”ため卵胞は未成熟のまま排卵されるため妊娠しにくくなることがあるといわれています。また頻発月経の中には排卵後に分泌される“黄体ホルモン(プロゲステロン)”の働きが不十分で排卵日から月経までの期間が短くなる“黄体機能不全”によるものもあります。

黄体ホルモンの働きが不足すると“子宮内膜が十分につくられなくなる”ため、”着床障害や流産“などの原因にもなると考えられています。

東洋医学で考える月経周期が短くなる原因や体質傾向とは

東洋医学で頻発月経は主に”血熱“によるものだと考えられています。

血熱とは”熱邪が血に侵入し、身体に無駄な熱がこもっている状態“をいいます。

血熱は”ストレスなどの過剰な情志の変化や辛いもの、味の濃いものなどの過食“により体内に熱がこもり溜まってしまうことが原因だと考えられています。

熱には“生理物質を促進する”働きがあるため、過剰な熱で血の運行が速くなると血が血脈から溢れ出し出血しやすくなります。

すると”鼻血や歯茎からの出血、内出血“の症状や女性の場合は”月経周期が短くなったり(頻発月経)、経血量が増えたり(過多月経)"します。

身体に熱がこもると必ず血熱になるわけではなく

  • 陰虚
  • 瘀血
  • 気滞

の体質傾向がある方は血熱になりやすいため日頃から注意が必要です。

それぞれの体質を詳しくご紹介していきたいと思います。

体内の水分や血が不足している「陰虚」

東洋医学で私たちの身体は”気血水”の3つの構成要素がバランスを保つことで健康が維持されていると考えられています。

陰虚は主に”水”によるトラブルれ体内の水液(汗や唾液、腸液、胃液)や血などの“陰液”が不足する状態をいい、慢性疾患が長引き体力を消耗した方や虚弱体質の方に多くみられる傾向があります。

身体の陰液が不足すると熱が旺盛となり

  • のぼせや手足のほてり
  • 口や咽喉の渇き
  • 寝汗
  • 不眠やめまい

などの症状がみられることがあります。

陰虚タイプの方は“冷やす作用のある陰液が不足し、体内に熱がこもっている”ため血熱になりやすい傾向があります。

全身の血の巡りが悪くなる「瘀血」

瘀血とは全身の血の巡りが悪くなり、古くなった血が体内に停滞している状態をいいます。

瘀血傾向にある場合は

  • 肩こりや頭痛
  • クマやシミ、そばかすが気になる
  • 青あざができやすく、残りやすい
  • 強い月経痛
  • 月経血にレバー状の塊が出る

などといった症状がみられることがあります。

血は”身体を冷やす作用がある陰液のひとつ“のため、何らかの原因で巡りが悪くなると"血の粘稠度が増し水分を消耗した状態"になってしまいます。

すると体内は熱がこもり、それらが血まで侵入すると血熱になる原因になります。

全身の気の巡りが悪くなり滞る「気滞」

気滞とは気血水の“気の巡りが悪くなり、流れが滞ってしまう”状態をいいます。

主にストレスが原因と考えられており

  • イライラしやすく、怒りっぽい
  • おならやゲップが良く出る
  • 月経前に胸が張る
  • のどに違和感がある(梅核気)

などの症状があらわれることがあります。

気と血はとても密接な関係があるため、気の巡りが滞ってしまうと血の巡りも悪くなってしまいます。

すると先ほど瘀血と同様に“血の粘稠度が増し、身体に熱がこもりやすくなる”ため気滞タイプの方も血熱になりやすいと考えられています。

月経周期が短くなるのを改善する養生法

血熱による頻発月経の改善方法ですが、血熱は先ほどご紹介したように“過剰な情志の変化や偏った食生活”では発生することが多いため重要なのは”ストレス解消と食生活の見直し“です。

”不規則な生活や睡眠不足“などはストレスの原因になるためできるだけ控え、”趣味など自分の時間を作ったり、適度な運動をする“などをしてストレスをため込まないようにしましょう。

また食生活では”辛い物や味の濃いもの、油っこいもの “などは特に体内を熱化させやすいためを過食しすぎると血熱になってしまいます。

偏った食事は避け、栄養バランスの良い食生活を心がけるようにしましょう。

漢方薬を併用するとより効果的に!

頻発月経を改善していただくためには”漢方薬“を併用していただくとより効果的です。

血熱による頻発月経の場合は“清熱剤”といわれる“熱を冷ます”働きがある漢方薬がよく使われます。

清熱剤でも先ほどご紹介したように”どのような体質が原因で血熱になっているか“を判別し服用する必要があります。

例えば”陰虚“が原因で血熱になった場合は、”六味丸“”杞菊地黄丸“など”身体の陰液を補う“漢方薬を使います。

そのほか瘀血の場合は“桂枝茯苓丸や桃核承気湯”などの”活血剤(血の巡りをよくする漢方薬)“を使い、気滞の場合は“加味逍遥散や半夏厚朴湯”などの“理気剤(気の巡りをよくする漢方薬)”を使います。

頻発月経に漢方薬はとても効果的ですが漢方薬は体質に合っていないものを服用すると症状が悪化する恐れがあります。

服用する際は自己判断を避け、東洋医学の専門家に相談したうえで服用するようにしましょう。

まとめ

今回は頻発月経についてご紹介しましたが、月経周期が短いからといって妊娠・出産ができないわけではありません。

ご紹介した養生や漢方薬を取り入れていただくことで妊娠・出産は十分に可能です。

ですが東洋医学では”女性の健康はまず月経周期を整えること”がとても重要視されています。

妊娠に至るために大切なのは“心身共に健康”であることなのでお心当たりのある方は今一度生活習慣などを見直してみましょう。

また当院はブログだけでなく、YouTubeでも妊活に役立つ情報を発信しておりますのでぜひチャンネル登録をしてご覧ください。

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