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なぜ子宮筋腫は不妊の原因になるのか?東洋医学的に解説!

子宮筋腫とは30歳以降の女性に多く見られる"子宮の壁に良性の腫瘍(しこり)"ができることです。

子宮筋腫は悪性腫瘍(がん)のように周囲の組織を破壊しながら急激に大きくなったり、他の部位への転移などはありませんが、日常生活に支障をきたすほど強い症状などが出る場合は手術などが必要になってきます。

当院にいらしている患者様にも子宮筋腫で悩まれている方がいらっしゃいます。

子宮筋腫があるからといって妊娠できないわけではございませんが”東洋医学では子宮筋腫になる質傾向の方は不妊の原因につながる”と考えられています。

そこで今回は東洋医学的な子宮筋腫による不妊について解説していきたいと思います。

東洋医学で考える子宮筋腫による不妊とは

東洋医学には“気、血、水”という概念があり、これらは私たちの身体の”構成要素”と考えられています。

気は元気や気力などといった“エネルギー”、血は“血液”、水は血液以外の“体液(汗や消化液)など”のことを示しています。

これらがバランスを保つことで私たちの健康が維持されていますが、何らかの原因でバランスが崩れると様々な症状があらわれます。

子宮筋腫の場合は主に”血”の異常による”瘀血”が主な原因と考えられています。

全身の血の巡りが悪くなる「瘀血」

瘀血とは”食生活の偏りや運動不足、冷え、ストレスなどにより血液の流れが停滞し、汚い血や古い血などが体内に溜まった状態”をいいます。

例えば、身体を“家”とします。生活をしていると必ずゴミが出ます。

そのままにしておくとゴミが山積みにされていると、家の中でスムーズな生活ができなくなります。

それを防ぐためにも定期的にゴミ出して、家の中を綺麗に保たなければなりません。

それは人間の身体も同じで”血液を循環させ、老廃物などを体外に排出し、綺麗な状態を保つ”必要があります。

瘀血は血液の循環がうまくいかないため”老廃物などが排出できなくなり体内に溜まり、うっ血”など起こします。

うまく血が循環できず、子宮周囲にこの瘀血が溜まると”子宮筋腫”につながることがあります。

瘀血の状態が続くと子宮や卵巣に血液や栄養が行き届かなくなってしまうため、”卵子の質の低下や着床に必要な子宮内膜が作られなくなり着床障害が起きる”原因にもなることから子宮筋腫は不妊の原因に関係していると考えられています。

子宮筋腫を改善し、妊娠に至るためには?

子宮筋腫を改善し、妊娠に至るためには”瘀血”を改善することが一番の近道です。

瘀血傾向になる原因として最も多いのは”偏った食生活”によるものです。

東洋医学では口から入った飲食物は消化を行う”胃“の働きによって”飲食物の栄養“に変化し”脾”の働きに“気や血”になり、全身に飲食物から得た栄養を行き渡らせるという概念があります。

  • 甘いもの(スイーツやお菓子など)
  • あぶらっこいもの(肉の脂身、バター、マーガリンなども含む)
  • コンビニ食やインスタント類など食品添加物が多く含まれているもの

など過剰に摂り過ぎると血液がドロドロになり、瘀血が溜まる原因につながるため控えましょう。

また”生野菜(特に夏野菜)や果物、冷たい飲み物”など身体を冷やす作用のあるものも血流が悪くなり、冷えの原因にもなるため注意しましょう。

血流を良くする食べ物を積極的に摂ろう!

瘀血傾向にある方は血流が良くなる食べ物を積極的に摂っていただくことも大切です。

主に身体を温める作用のある”根菜類(にんじん、かぼちゃ、れんこんなど)”や少し辛味のある”玉ねぎなどのネギ類やニラ、にんにく、しょうが、しそ”などがおすすめです。

また”青魚(いわし、さんま、あじ、さばなど)には血流を良くする作用があるため、お肉ではなく”魚を中心とした”お食事にしていただくこともおすすめです。

子宮筋腫による不妊に効果的な漢方薬

子宮筋腫による不妊を改善するためには食生活の見直しも重要ですが、漢方薬を併用していただくとより効果が期待できます。

瘀血傾向にある場合は瘀血を取り除き、血の巡りを良くする漢方薬を使用することが多いです。

代表的なものとしては

  • 桂枝茯苓丸
  • 芎帰調血飲第一加減
  • 桃核承気湯

などがあります。

また”血の量が少ないため全身に血液が行き届かず、瘀血になる”方もいらっしゃいます。

そういう方に当院では血を補う働きのある”婦人宝や加味逍遥散”などを使用することもあります。

まとめ

今回は東洋医学的に子宮筋腫と不妊の関係性についてお話ししましたが、子宮筋腫を患っているからといって妊娠に至れないわけではありません。

ですが妊娠に至るために一番大切なことは”心身共に健康"であることです。

瘀血の原因として食生活のみ取り上げましたが睡眠や運動などの”生活習慣””ストレス”なども身体に大きく影響を及ぼすため、お心当たりのある方は今一度見直してみてください。


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