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不育症とは妊娠は成立するものの“流産や死産、新生児死亡(出生後28日を経過しない乳児)”を繰り返し、結果的に子どもを持てない状態をいいます。
クリニックなどでは”不育症と診断されるもののその原因がわかならい”というケースが多く、当院にいらしている患者様にも悩まれている方がいらっしゃいます。
不育症の原因は”染色体異常や自己免疫異常”なども考えられていますが詳しいことは明らかになっていません。
そこで今回は東洋医学の視点で不育症の原因と改善する方法を考えていきたいと思います。
腎虚とは東洋医学でいう“五臓(肝、心、脾、肺、腎)”のひとつである“腎の機能が低下している状態”をいい、不育症に最も関連が深い臓腑といわれています。
腎虚は先天的に機能が弱い方もいらっしゃいますが主に”加齢や睡眠不足、甘いものの食べ過ぎ”などにより起こることが多いです。
東洋医学でいう腎機能は生きるための必要なエネルギーや栄養の基本物質である“精”を貯蔵し、人の“成長や発育、生殖”などを主ります。
生涯にわたって生命力を左右するため、東洋医学では”陰陽の根本(生命力の根源)”といわれるほど非常に重要な臓腑として考えられています。
そのための腎の機能が低下してしまうと“受精卵の質、胚の健康状態、ホルモンの量”などが大きく左右され、妊娠の維持がしにくくなったり、リスク因子でもある“染色体異常”などが起こる原因の一つではないかと考えられています。
東洋医学では私たちの身体は”気血水”で構成されており、それらがバランスよく全身に循環することで健康が維持されていると考えられています。
血虚とは気血水の“血”が不足している状態をいい、身体の潤いや栄養である血は妊娠において胎児を養う働きがあります。
元気な赤ちゃんが育つには“母体からの栄養や酸素の供給”が必要不可欠です。
母体が血不足になると胎児も血が不足するため、胎児に必要な栄養や酸素が行き届かなくなってしまいます。
さらに血の量が少ないと全身の血流も悪くなってしまうため、妊娠維持に必要な子宮内膜が厚くならず“流産”などの原因にもつながると考えられています。
肝気鬱結は過度なストレスや過緊張の継続により、五臓の“肝の機能が滞っている状態”です。
不育症の原因で最も多い体質傾向だと考えられています。
東洋医学で肝は“全身に気や血を巡らせ、血を蓄える”働きがあり、ストレスなどの影響を受けやすい臓腑といわれています。
例えば仕事の激務などによる疲労蓄積や深夜残業など“不規則な生活”、家族からの不理解やプレッシャーなどの継続が“ストレス”となり肝の機能が失調する原因になります。
肝の機能が失調すると全身の気や血の巡りがうまくいかなくなり、血を体内に蓄えることができなくなるため胎児まで血液などが行き届かなくなってしまいます。
そのため胎児の成長などにも影響し“流産や死産”などの原因にもなっているのではないかと考えられています。
先ほどご紹介したようにストレスは五臓の“肝”に大きな影響を及ぼします。
過度なストレスにより肝の機能が失調すること “肝気鬱結”につながる原因になります。
さらにストレスで“甘いもの”などを過食してしまうと血液がドロドロになり”全身の血流が悪くなったり、生殖機能と関係の深い腎機能が低下する”原因にもなります。
趣味の時間を作って気分転換をしたり、適度な運動などをしてストレス解消を心がけましょう。
その他、ストレスについては詳しく記載した記事がございますのでぜひ合わせてご覧ください。
→不妊とストレスの関係性と及ぼす影響について
身体を温めて子宮内の血流を向上させることで”良質の子宮内膜を形成”します。
受精卵が育ちやすい良質の子宮内膜を作るためにも子宮内の血流はとても重要です。
身体が冷えてしまうと血流が悪くなるため、受精卵が育ちやすい十分な子宮内膜ができなくなってしまいます。
すると胎児にまで血液が行き届かなくなってしまうため、妊娠維持がしにくくなり流産や死産などにつながります。
夏場でもできるだけ身体を冷やすような“冷たい飲み物や食べ物、果物”などは控え、温める作用のある“ほうじ茶”や“にんじん、かぼちゃ、たまねぎ、れんこん、納豆、キムチ”などを積極的に摂取しましょう。
ただし野菜でも“生野菜”も身体を冷やしてしまいます。
野菜を摂取する際は焼いたり、蒸したりなど火を通してから摂取するようにしましょう。
東洋医学では口から取り入れた飲食物が五臓六腑の”脾胃”のはたらきによって”栄養素や血”に変化し、全身に循環していると考えられています。
そのため普段の食生活が子宮内の酸素、栄養素が豊富な子宮環境を維持し受精卵が育ちやすい場を作ります。
”甘いものや油もの”など偏った食事が続くと血液がドロドロになり、血流が悪くなる原因につながります。
血流が悪くなってしまうと”子宮や卵巣などに栄養素や血液が行き届かなくなり妊娠が維持できなくなる”ため、できるだけ控えましょう。
バランスを考えるときにヒントになるのは“食品がつくる色彩”です。
例えば“だいこんとたまねぎだけでは色彩が乏しいと感じたら、にんじんや海藻類、きのこなどを加えたりする”などからはじめてみましょう。
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