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卵巣嚢腫による不妊の原因を東洋医学的に解説!
不妊の原因は様々ですが器質的なものとして考えられている一つが”卵巣嚢腫”です。
ではなぜ卵巣嚢腫は不妊の原因になると考えられているのか、今回は東洋医学の目線で解説していきたいと思います。
卵巣嚢腫とは”卵巣に発生する液状の内容を納めた袋状の病変”で、若年(20~30代)に多くみられる良性腫瘍です。
子宮内膜症により卵巣内にチョコレートのような古い血液が貯留する“卵巣子宮内膜症性嚢胞(チョコレート嚢胞)”や水や粘液が貯留する“嚢胞腺種”、皮膚や毛髪・歯など身体の一部の組織が貯留する“皮様嚢腫”などがあります。
一般的には無症状なことが多いですが
などの症状がみられることもあります。
また卵巣の嚢腫が高度に肥大してくると“月経時に通常以上の痛み”を感じたり“月経時以外に腰痛や腹痛”を感じたり、嚢腫が膀胱を圧迫すると“頻尿”や腸を圧迫すると“便秘”などの症状もみられることがあります。
そのほか腫大した卵巣嚢腫の重みで隣接する卵管がねじれてしまう“茎捻転”や一部の卵巣腫瘍ではホルモンの異常分泌が生じることで“ホルモン異常症状”などが稀にみられることがあります。
瘀血とは血液の巡りが悪くなり“汚い血や古い血などが体内に溜まった状態”をいい、卵巣嚢腫の原因で一番多いとされています。
瘀血の原因は主に甘いものや油ものなど”偏った食生活”によるものが多いですが”過度なストレス”でも瘀血なると考えられています。
東洋医学では過度な緊張やストレスは五臓六腑の”肝”に影響を及ぼすと考えられており、肝は”全身に気や血を循環させる”はたらきがあります。
ストレスにより肝の機能が失調すると全身の気や血の巡りが悪くなってしまうため、瘀血になりやすくなってしまうことがあります。
私たちの身体は血液を循環させることで体に溜まった古い血液を体外に排出し、新しく綺麗な血液を体内に取り入れようとしますが、血流が悪くなり身体の血液循環がうまくいかなくなると体外に古い血液などが排出されず体内に溜まってしまいます。
古くなった血液が卵巣周囲に溜まると卵巣嚢腫になり、不妊の原因につながることがあります。
水滞とは”水分代謝が悪くなり、体内に過剰な水分や脂肪が溜まる”ことをいいます。
水滞は“水分の摂り過ぎ、体液代謝の失調や低下、代謝産物の体内蓄積(食べ過ぎ、食事の不摂生)”などにより発症し、五臓では“脾”が関係していると考えられています。
脾には”飲食物の消化・吸収し、身体の栄養分を生成して全身に運搬する”はたらきがありますが“甘いものや脂っこいもの、お酒の飲みすぎ、水分の摂り過ぎ”などより脾の消化・吸収するはたらきが間に合わず、体内に停滞し水滞が発症するといわれています。
水滞になると身体が体内に溜まった余分な水分などを体外に排出しようと“腫れやできもの、しこり。腫瘤”などとしてあらわれることがあると考えられています。
卵巣嚢腫では卵巣に余分な水や粘液や貯留する“嚢胞線種”や症状として“腹水貯留”などが水滞によるものだと考えられています。
さらに全身の水分代謝が悪くなることで“子宮や卵巣が冷え、機能が低下し、不妊の原因になる”ことがあるといわれています。
瘀血は主に偏った食生活が原因と考えられており、特に”甘いものや油もの、食品添加物”などの摂り過ぎは血液をドロドロにし、卵巣嚢腫の原因につながります。
さらに”味の濃いもの、果物、アルコール”など摂り過ぎは脾の消化・吸収などのはたらきが間に合わなくなり、体内に余分な水分や老廃物が溜まりやすくなってしまうので水滞の原因にもつながります。
女性にとって五臓の脾はとても重要な臓腑で”月経や妊娠”に深く関与します。
消化機能の弱りは卵巣嚢腫だけでなく、月経不順や不妊の原因にもなるため日頃からバランスのとれた食事を心がけましょう。
体内に余分な水分が溜まりやすい方には利尿作用のある”ハトムギやとうもろこし、冬瓜、鮎、はまぐり”などを摂っていただくこともおすすめです。
身体を冷やすことも血流や水分代謝が悪くなる原因になります。
骨盤周囲の血流や水分代謝が悪くなると子宮や卵巣が冷え、不妊の原因につながります。
夏場でも“冷たい飲み物や食べ物、南国の果物”などはできるだけ避け、身体を温める“ごぼうやにんじん、だいこん、かぼちゃ、黒豆、しょうが、にんにく、いわし(青魚)”などを食事に取り入れてみましょう。
※生野菜は身体を冷やしてしまうので、野菜を摂取する際は焼いたり、蒸したりしてから摂取するようにしましょう。
また就寝の際は”腹巻やレッグウォーマー、湯たんぽ”などで冷え対策を心がけ、日中も冷やさないよう露出の多い服装には注意しましょう。
妊活中の温活について詳しく記載したコラムもございますのでぜひあわせてご覧ください。
→妊活に欠かせない「温活」、おすすめの方法をご紹介!
運動不足は血流や水分代謝が悪くなる原因になるため、適度な運動していただくことが大切です。
特に水滞傾向にある方は”発汗させることで余分に溜まった水分を発散させたり、消化機能を高める”効果も期待できます。
ますは週に2.3回のウォーキングなどからはじめてみましょう。
妊活中の運動については詳しく記載したコラムがございますのでそちらをご覧ください。
→妊活中にするべき!血流を改善するおすすめの運動
【妊活症例】チョコレート嚢胞でも自然妊娠できる
【妊活】血のめぐりが悪くなるその原因とは
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